よみがえるサトウキビ畑

芸西村の気候風土は温暖で土地の水はけが良く、サトウキビの栽培に適しています。始まりは江戸時代の後期。明治時代には農家が副業として栽培するようになり、やがて村の大きな産業に発展しました。昭和25年頃には一面にサトウキビ畑が広がったといいます。

しかし、外国産の安い砂糖が輸入され、生産農家は一気に激減。そこで有志が集まり、砂糖づくりを再興します。耕作放棄地を耕し、再び、村にサトウキビ畑の風景が戻ってきました。
白玉糖ができるまで

植え付け〜栽培
芸西村は、南国土佐のあたたかな太陽と太平洋からの風、そして水はけの良い土壌に恵まれています。江戸時代からサトウキビ栽培に適しているとされたこの土地で、生産者が手間ひまをかけ、白玉糖の原料となるサトウキビを大切に育てています。

収穫
北風が吹き始める12月頃、背丈以上に大きく成長したサトウキビの収穫が始まります。白玉糖作りは「鮮度が命」。収穫して時間が経つと味が落ちてしまうため、その日のうちに加工場へ運び込みます。このスピード感が、白玉糖の品質を左右する重要な要素です。

圧搾(あっさく)
加工場に運ばれたサトウキビは、すぐに専用の圧搾機(あっさくき)にかけられます。機械が動く音とともに、サトウキビの甘く青々とした香りが工場内に漂います。圧搾されて出てくる果汁は美しい緑色をしていますが、この段階ではまだ土や不純物、アクなどが含まれています。

釜炊き・アク取り
ここからが白玉糖作りの真骨頂です。搾り取った果汁を大きな釜で煮詰めながら、職人がつきっきりで丁寧にアクをすくい続けます。一般的な黒糖作りよりも時間をかけ、徹底的にアクを取り除くことで、雑味のない上品な甘さと、「白玉糖」の名前の由来でもある美しい淡い色合いが生まれます。これは代々受け継がれてきた職人技の結晶です。

仕上げ(冷却・固化)
十分に煮詰まった白玉糖を冷却用の台に移し、空気を含ませながら冷やし、型に流し入れて固めていきます。こうして、口溶けが良く、まろやかな風味の白玉糖が完成します。
ここに成分情報